東京というとビルばかりで自然は無いのではと思われるかもしれませんが、意外と大きな公園もたくさんあって都民の憩いの場となっているのです。舎人公園も緑と水が豊か、スポーツを楽しんだりお花見をしたりとたっぷり楽しめます。どんな場所なのか、その歴史や施設について・アクセスなど詳しく見ていくことにします。時にはちょっと足を伸ばしていつもとは違う公園を楽しんでみるのも良いでしょう。季節ごとに良いところ満載です。
元は防空緑地として確保された土地
舎人公園は、元々は防空緑地と言うことで1940年に計画され作られたものです。東京の人口が日増しに膨れ上がる中で、過密化する都市構造に快適な生活や防災が犯される危険性を予測して決定されたのです。都心から20キロメートル圏内にはこの他にも、同じ目的で作られた公園は多数あります。防空壕もありますが、空襲被害が出た時の避難場所に・延焼を防ぐという目的も防空緑地にはあります。欧米との戦時下にあったからこそ生まれたこの公園、今はそんな時代背景は過去の物として、のんびりと人々が安らいでいるのです。
東南の池周辺は森林浴やバードウォッチングに最適
約63ヘクタールという広大な敷地は、幹線道路で陶材に分断され西側・東側にスペースが分けられています。西側は陸上競技場やテニスコート・野球場などスポーツ関係の施設が揃っています。東側は大池が広がり、水鳥をバードウォッチングしたりキャンプをしたりと自然が楽しめるのです。特に東南部分にはバードサンクチュアリも設けられています。鳥のさえずりを聞きながら森林浴をしていれば、ここが東京であることは忘れてしまうことでしょう。ストレス解消にぜひ訪れてみてください。キャンプ場にてバーベキューをしたり、ビールサーバーレンタルで飲んで楽しむというストレス解消法もあります。
舎人公園の歴史
1940年に都市計画東京地方委員会にて計画決定された舎人公園ですが、すぐにその案が実現したわけではありません。第二次世界大戦の戦局が悪化する中で、耕作地として利用されたこともあるのです。一般に開放されたのは1981年のことであり、それまでの40年間の間に、政府が強制買収したり今一度都市公園が設置されることが計画されたりと様々な動きがありました。こうして公園となった背景には、戦争が終わって平和が訪れたこともあるのです。今も尚未整備のまま残されていた部分の整備が行われており、公園作りは続いているのです。 舎人公園へのアクセス "かつては鉄道駅から遠くアクセスが悪かったため都営バスか自動車での来園しか出来なかった舎人公園ですが、日暮里・舎人ライナー開業により気軽に利用できるようになりました。「舎人公園駅」にて下車すればすぐです。東西の敷地に挟まれる位置にこちらの駅はあるため、どちらにも行き易いです。
その他にも、東武スカイツリーライン竹ノ塚駅から東武バスで「中入谷」下車・あるいは足立コミュニティバスで「舎人公園東」や「舎人公園」バス停で降りて訪れることも出来ます。車だと有料駐車場が2箇所あります。
舎人公園の基本情報
公園自体は、24時間365日いつでも訪れることが出来ます。ただし、キャンプ広場やテニス場・陸上競技場などはそれぞれに営業時間が決まっているため、詳しくはホームページを見るか「03-3857-2308」まで問い合わせてみてください。施設を利用する場合に料金も発生します。園内を散策するだけという時にも駐車料金・あるいはバスや電車代はかかることとなるため、完全無料で利用するというわけには行きません。舎人公園に訪れるなら、ある程度の料金を持っておくと万が一の際に安心です。 舎人公園の施設情報 多機能トイレやベビーベッド・ベビーチェアに授乳室と揃っているため、小さなお子さん連れや障害者の方でも安心です。障害者専用の駐車場区画もあります。激しいスポーツで体が追いつかず倒れてしまった時にも、AEDの設備があるので助かる命もあるでしょう。芝生広場にソリゲレンデ・ジャブジャブ池など、お子様と一緒に自然でしっかり遊びたいと言う時にも訪れてみてはどうですか。いっぱい身体を動かして太陽の光を浴びていれば、免疫力もアップし強い子になれます。ドッグランもあるのでわんちゃんだって思いっきり遊べます。
舎人公園の利用の注意点
みんなのための公園です、犬の散歩も良いですがリードを付けて歩く・糞の始末は飼い主がきちんと行うなどマナーを守って利用しましょう。
バーベキューはバーベキュー広場で、テニスコートに陸上競技場とそれぞれに適した設備が用意されています。芝生を傷つけたりしながら好き勝手にやらず決められた場所にて行いましょう。ゴミは基本的には自分たちで持って帰るようにして、いつでも綺麗な状態を保てるよう協力してください。そうしてこそ癒しの場は保たれることとなるのです。
舎人公園の周辺施設・買い出しスポット
バーベキューショップもありますし、大抵のものは揃います。やって見たいけれど道具を持ってくるのが大変と言う方にもピッタリです。売店やレストランもあり、焼きそばやフランクフルト・カレーライスなど軽食も揃っているのでお弁当を持ってくる必要もないのです。クラフトビールなどアルコール類も充実しているので、電車やバスで訪れてパパ達も休日をのんびりと過ごすのも良いでしょう。もちろん、周辺のショップで買って来るという手もあります。
