バーベキューと言えばお肉、というイメージですが、海鮮だって捨てたものではありません。炭火で焼くことによってその旨味がより引き出され、楽しむことができるのです。
でも下処理が大変そう、味付けをどうしたら良いのかわからない、というお悩みは多いと思います。確かに魚介類は準備が面倒なイメージがありますが、知っていればそれで良いんだ、ということも多いです。
バーベキューでしか味わうことができない海鮮の旨味を是非味わって欲しいところ。旬の海鮮物、取れた新鮮なものならもっとバーベキューを楽しむことができます。今回はそんなバーベキューでのおすすめの海鮮物や美味しい海鮮の食べ方、準備の仕方について知っていきましょう。
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バーベキューは魚もあるとより豪華になる!
バーベキューと言うとお肉を串に刺して焼いて、ちょこちょこと野菜も準備して、というのが定番だと思います。炭火で焼くからこそ旨味が引き出されるのはお肉だけではなく海鮮物だって一緒です。しかも季節によって美味しいものが異なるので、その季節季節の旬のものを楽しむことができるのも海鮮ならではです。
炭で焼けば旨味を逃がさずに遠赤外線効果でじっくりと焼くことができるのです。しかも魚介類は高タンパク質なのに低脂質なので、女性にとっても嬉しいですよね。
お肉だけではなく海鮮が増えることによって、ぐっと豪華なバーベキューに大変身!匂いや見た目も良くなること間違いなしです。お肉ばかりで単調なバーベキューにも海鮮を加えることによって、アクセントを与えてくれるので、更に盛り上がりますよ。
でも準備もきちんとしておかないと、折角の一大イベントのバーベキューが残念なことになってしまうことも。行ってから忘れ物があったからと言っても、買い足しに行くのも面倒なものです。そこでどんなことを考えて準備をすれば良いのかについて押さえておきましょう。
まずはどこでバーベキューを行うのか、ということを決めておくのが重要です。場所によっては火を起こすこともできないため、当日になってから場所を確保しようと考えているのであればとても危険です。そこでバーベキューをしても大丈夫なのか、ということを事前に調べておく必要があります。
場所によってはバーベキュー用の器具を貸し出しているところもあります。器具を持っていない、という場合にはそういった器具の貸し出しを行っているところを探しておくのがおすすめです。
次の問題はどこで材料を調達するのか、ということです。鮮度が命の海鮮なので、前日に購入しておいて常温で運ぶ、というのは避けたいところ。できれば当日に購入するのがベストですが、下ごしらえを考えるとそうはいきませんよね。事前にバーベキューをする場所の近くにスーパーや魚屋がないかチェックしておくと、当日でも鮮度の良いものを手軽に購入することができます。クーラーボックスを準備しておくと、より鮮度の良い状態を保つことができます。
バーベキューをするということはアウトドアということで自分達で調達しようと考えている方もいると思います。鮮度抜群のものを食べることができるのはアウトドアならではの醍醐味ですよね。そこでどんなものが取れるのか、取っても大丈夫なのか、ということを下調べしておくことをおすすめします。そうすると行ってから失敗した、ということにならずに済みます。
もしもバーベキューの最中に何か足りないものがあっても、すぐには買い足しに行けないロケーションのこともあります。そのため調理機材の準備は抜かりなくしておきたいところ。機材をセットでレンタルをする予定であれば問題ありませんが、そうでない場合には要チェックです。
焼き台は様々なものがあり、グリルやコンロ、ドラム缶を利用したものがあります。何人でバーベキューをするのか、どれくらいの食材を用意するのか、ということを考えて選びましょう。
他にもすみや着火剤、チャッカマンかマッチ、うちわ、トングを用意しておく必要があります。できれば軍手も用意しておくと、貝をひっくり返したりちょっと熱いものをもったりする時にも使うことができますよ。
もしも魚を釣って食べる場合には包丁やまな板が必要です。でも持っていくのは大変ですし、使う場所を確保するのも難しいことが多いです。そのためキッチンバサミがあるとかなり便利です。ちょっとした魚ならキッチンバサミでも捌けてしまいますし、海老やカニの殻を外すのにも使うことができます。
必要であればザルやボウルもあると良いでしょう。食材を洗ったり水を切ったりすることができるので、意外と活躍する場面があります。
他にも消耗品として、ラップやアルミホイル、紙皿に割りばし、ウェットティッシュ、ゴミ袋を用意します。できれば余裕を持っておくと、取り皿や取り箸としても使うことができますよ。アルミホイルはホイル焼きにも使うことができるので、是非準備しておきたいところです。
調味料もしっかり用意しておきましょう。定番は塩ですが、岩塩を使うのもおすすめです。他にも胡椒やニンニク、ソースやスパイスも必要に応じて準備しておきます。スキレットとオリーブオイル、ニンニクがあれば、様々な食材でアヒージョを楽しむことができちゃいます。香りも良いですし、食欲を増進してくれますよ。
バーベキューでは炭にもこだわって選びたいところです。ナラやクギで作られた黒炭は扱いやすくて一般的にも良く使われているものになります。バーベキュー用の中でも比較的リーズナブルで、新聞紙や木くずで簡単に火付けができます。香りも良くて、魚を焼くのにもぴったりですよ。
こだわったクオリティーの高いバーベキューを楽しみたい方におすすめなのが白炭。別名の備長炭の方が聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか。木材を炭化させたもので、高級料亭で使われているものです。ですがその分燃焼時間が長く、火持ちが良いのが特徴です。着火できたらすぐに火が回ってすぐに使うことができます。但し火起こしが難しいという一面もあるので、黒炭と併用すると着けやすくなりますよ。
リーズナブルにバーベキューをしたい、というのであればオガ炭が良いです。おがくずを炭にした後に砕いて、それを成形して作られています。粘着剤を使用していないので匂いも気にならず、煙が少ないのもポイントです。火も着けやすく長持ちなので、コスパ最強になります。ゆっくりとバーベキューを楽しみたい、と言う方におすすめです。
初心者におすすめなのが着火型成形炭になります。これはチャッカマンでも簡単に火を着けることができるので、今までやったことがないという方でもお手軽に使うことができますよ。しかし成形し直しているので、粘着剤の匂いがして高いというデメリットもあります。
量は大人一人につき1キロが目安ですが、焼き台に応じて臨機応変に対応が必要です。少し多めに用意しておくと安心ですよ。
焼き網にするのか、鉄板が良いのかと言うのは用意するものに応じて選ぶ必要があります。皮の薄い魚は張り付いてボロボロに崩れてしまうので、網で焼くのはおすすめできません。もしもバーべーキューで食べたいのであれば、鉄板焼きなら皮の薄い魚でも油を塗ればくっ付かずに焼くことができます。味付けをしたり和えたものを焼くのであれば鉄板の方がおすすめですよ。
他にもアルミホイルに油を塗って包み焼きにすると皮目も綺麗に焼くことができておすすめです。一緒にハーブやレモンを入れるとオシャレ感もアップします。持ってきたワインやビール、日本酒を少し振りかけて焼いても香りが良くて、抜群の美味しさになります。
逆に皮の厚い魚は網で焼いても大丈夫です。パリッとした触感と香ばしさを楽しむことができてバーベキューにもぴったりです。鮭や鮎、サンマ等の旬の食材をチョイスすると季節感も楽しむことができますよ。
貝も網でじっくりと焼くことができます。じゅわじゅわと染み出るエキスは美味しさがたっぷり詰まっています。零さずにひっくり返して、醤油やバターで濃厚な味わいを楽しめますよ。
海鮮を入れた焼きそばを楽しみたいのであれば、鉄板の方が良いです。メインとして、締めとしてもぴったりなメニューで、子供も大人も楽しむことができます。どんな世代でもぴったりのおすすめメニューです。
当日にばたついてしまうとそれだけで大変なイメージになって、楽しむことができなくなってしまいます。事前準備をどこまでやっておくのかを全員で相談して分担しましょう。
バーベキューで食べたい魚の種類
定番の魚|鮭・サーモン
いつでも誰でも入手しやすいのが鮭ですが、人気も高くて大人も子供も美味しく食べることができますよね。定番のサーモンの調理の仕方を覚えておくと、バーベキューでも活躍できますよ。
一番の食べ方は生鮭に塩を振ったものを直火でゆっくりと焼く方法です。塩だけではなく、ハーブも一緒に振るとより美味しくなります。鮭全体に油を薄く塗っておくと、網にくっ付かずに綺麗に焼くことができます。カバーを被せると下からだけではなく上からも熱することができるので、短時間で中まで火を通すことができます。
確かにこれも美味しいけど、そんな普通の食べ方では面白くありませんよね。できればバーベキューならではの調理方法を実践してみたいところです。そんな方におすすめしたいのが鮭のホイル焼きとちゃんちゃん焼きの2種類です。どちらも作り方はとっても簡単ですが、皆で一緒に作ればより盛り上がれること間違いなしですよ。
どちらも切り身で楽しむことができるので、お手軽に作ることができます。塩鮭だと味付け要らずでお手軽ですが、様々な味付けをしたいのであれば生鮭の方が良いでしょう。
ホイル焼きの方は自分たちで様々なバリエーションを作ることが可能です。アルミホイルにオイルを塗って、皮を下にして切り身を置いたら後は好きな野菜を乗せるだけ。人参や玉ねぎ、茄子や長ネギ等どんなものでもぴったりです。キノコだって鮭の油と絡まって、より美味しくなります。
味付けだって塩胡椒でも十分ですが、それだけではやっぱり面白くないですよね。ハーブソルトを使うと簡単にハーブの味を楽しめますが、意外なものでも美味しくなります。
マヨネーズとマスタードをかけて焼くと、マヨネーズが蕩けて香ばしく、マスタードのほのかな辛みが旨味を引き立ててくれます。お気に入りのドレッシングをかけるというのもお手軽です。え、ドレッシング?と思うかもしれませんが、外国ではドレッシングを調味料として使うのは一般的です。オニオンドレッシングや和風ドレッシングのような無難なもので試してみると意外な美味しさに出会うことができます。
ピザソースにチーズ、ピーマンを乗せてピザ風にするのもおすすめ。ピザソースがなければケチャップに塩とすりおろしのニンニクを混ぜたりするとピザソース風になります。子供も大好きな味ですが、大人はタバスコをかけて食べるとお酒も進むこと間違いなしの味付けになります。
多めのオリーブオイルにニンニク、唐辛子と塩でペペロンチーノ風にしたらワインにぴったり。オリーブオイルと塩、レモンを入れたホイル焼きなら、爽やかな味になってさっぱりと楽しめます。一緒にフランスパンを買っておいて、網で軽く炙ってオイルに浸しながら食べるのもおすすめです。
柚子胡椒ともやしなら和風一気に和風になります。めんつゆとキノコに長ネギもばっちりの組み合わせです。こんな組み合わせなら日本酒にぴったり。
ホイル焼きはバリエーションが無限大で、どんな組み合わせでも作ることができます。皆で作れば準備の段階からバーベキューを楽しむことができます。色んなものを作って、ロシアンルーレットのようにどれが当たるか楽しみながら食べるのもおすすめですよ。
ちゃんちゃん焼きは北海道の名物ですが、香ばしい味噌の香りが食欲をそそります。大人数であれば半身の鮭を購入して大きくホイルで包むのもおすすめです。バーベキューでパーティーを兼ねている、というのであれば見た目も豪華なのに準備も簡単なのです。
ちゃんちゃん焼きのレシピも押さえておきましょう。ちゃんちゃん焼きもレシピはとても簡単で、鮭に味噌と酒、みりん、バターを混ぜた調味料を乗せたものをアルミホイルで包んで焼くだけ。後はこれに色々と具材を追加して、オリジナルのものを作り上げちゃいます。味噌の香ばしい匂いに甘いバターの匂いが胃袋を刺激します。ちょっと辛いのが好みだ、という場合には味噌に唐辛子を少しだけ混ぜておくと大人の味に。白味噌を使うと甘くて子供大好きな味になります。
追加で入れる具材にはどんなものを入れても合いますが、おすすめのものをいくつか紹介したいと思います。一番おすすめなのがジャガイモです。皮を剥いてちょっと大きめにカットしたものを入れておくと食べ応えもありますし、パサつかずにほくほくとした食感を楽しむことができます。キノコ類も相性抜群の美味しさを誇ります。
鮭の下に輪切りにした玉ねぎを敷いて、上にはレモンを乗せると見た目もバッチリな仕上がりになります。彩りを気にするのであれば、パプリカやピーマン、ミニトマトもおすすめです。オリーブ剥きした人参も入れておくと、口当たりも良くて食べやすくなります。あった食材を適当に入れただけでも十分に美味しいオリジナルのちゃんちゃん焼きを作ることができます。
でも半身を使っているのだとしたら、普通に焼いてもなかなか全体にムラなく火を通すことは難しいですよね。下だけ焦げ付いて上はまだ生、なんてことになったら残念です。そんな事態を避けるためにも、焼き方には工夫をしたいところです。
全体に火を入れる方法は二通りあります。まず一つ目は蓋をすることです。100円ショップでも売っているバーベキュー用の蓋があるので、それで覆ってしまうと上からも下からも加熱することができます。この時アルミホイルはぴっちりさせるのではなく、空気が循環できるように少し緩くしておくのがポイントです。
もう一つの方法はアルミホイルの上に炭を置いてしまうことです。火の点いた小さめの炭を幾つか取っておいて、アルミホイルの上に置いてしまうのです。この場合にはアルミホイルはぴっちりと巻いておきます。炭の置いている部分は火が通りやすいので、様子を見て下ろしてあげたり移動させたりするようにしましょう。
バーベキューの海鮮なんて準備が大変だ、と思っている方は多いと思います。でも半身の鮭をドーンと使えば見栄えもする立派なパーティー料理です。意外とスーパーでも手軽に購入することができますし、切り身を沢山買って来て作っても大丈夫。下処理も要らないので、海鮮の中では一番お手軽に作れちゃいますよ。
定番の魚|イカ
定番のイカは捌いたりする必要があるので敬遠されがち。でも慣れてしまえばそう大変でもないのがこのイカの特徴です。
まずはイカの捌き方を押さえておきましょう。意外と捌くのは簡単で、足の部分をゆっくりと引っ張って内臓ごと引っ張り出し、身の方に薄く切れ目を入れて皮をゆっくりと剥がすだけ。ポイントはゆっくりとやることです。足を引き抜くのも皮を剥ぐのも急いでやろうとすると、途中千切ぎれてしまって、イライラする原因になってしまいます。内臓の部分は切り落としてしまえば、ゲソまで無駄なく楽しむことができます。
しかしそのまま姿焼きにすると、火の通りやすい部位と通りにくい部位で差があるので、焦げてしまうことも。特にエンペラは薄くて焦げやすくなります。そのためエンペラ、身、ゲソの3つに分割して焼くと、綺麗に焼き目を付けることができますよ。
身を切る時のポイントは大きめにカットすることです。加熱すると縮んでしまうので、小さく切ってしまうと本当に小さくなってしまいます。ちょっと幅が広めかな、という位でちょうど良いのです。
新鮮ならそのままワタも丸焼きにして、ワタを絡めて食べるのも乙な味になります。でも皆が皆得意な訳ではないので、きちんと捌いておいた方が食べやすいというのが現実です。ワタは別に取っておいて、ホイル焼きにすると楽しむことができます。
もしくはゲソを刻んでおいて、ワタと絡めてアルミホイルに包んで焼くのも良いでしょう。ワタがぶくぶく言うまで火が通ったら完成。ちょっと変わったイカ焼きで、お酒との相性もバッチリです。大人向けの七味をぱらっとしても美味しいですよ。
屋台の定番のイカの姿焼きも子供にもウケます。串に刺したら転がしやすいし食べやすくなります。身に切れ目を入れて焼いて、途中で醤油を塗れば香ばしい匂いが鼻腔をくすぐります。そのまま串に刺せばダイナミックが見た目がインパクト大。輪切りにしてから串刺しにすれば食べやすいので、大人数いる場合にはこちらの方がおすすめです。
姿焼きは醤油だけではなくソースバージョンも良いでしょう。ちょっと甘めのソースが焦げる匂いはたまりませんし、輪切りに麺を入れて焼きそばにしてしまうのも食欲を刺激してたまりません。マヨネーズなんかも用意しておくとばっちりです。
他にもイカの一夜干しも作れるとかなりランクが上がります。一夜干しなんて家庭で作れるの、と思うかもしれませんが、魚に比べたら捌くのも簡単なのでハードルはかなり低めです。普通の捌き方とはちょっと違いますが、それを除けばそう手間がかかるものではありません。
まずは一夜干しのための捌き方を押さえておきましょう。目玉のついている背中側から包丁を入れて頭を開き、肝も取り外します。目玉は取り外しますが、口やトンビの骨はお好みで外したりそのまま残したりします。こりっとした食感を楽しみたいのであれば残しても良いです。ゲソの部分も用途に応じてそのまま残したり切り落としたりして大丈夫です。こうして開くと、するめで見たことがあるあの形になりますよ。
次は一夜干しの作り方についてです。海水の塩分濃度、3%から5%の塩水を作ります。水1リットルに対して塩30gから50gを溶かして食塩水を作ります。後はこれにイカを20分程漬け込むだけで、かなり簡単ですよね。
最後は乾いた時に丸まらないように、身に十字になる様に竹串を刺して、風通しの良いところで乾燥させます。軽く乾燥したらできあがりです。焼く時にはさっと炙る程度で問題ありません。あまり炙るとぱさぱさしてしまうので注意が必要です。
すぐに食べないなという時にはぴっちりとラップを巻いて冷蔵庫に保存しておけば、5日くらいは持ちます。バーベキューをやる前の週に皆で作って、それを持っていくというのも手です。買って焼くよりも安価ですし、何よりも美味しくできあがります。
でもそれだけじゃあ定番ばかりでつまらないですよね。そこでちょっと変わったイカのバーベキューでの食べ方も押さえておきましょう。
スキレットを使って調理するのもおすすめです。スキレットにちょっと多めにオリーブオイルを入れて、ニンニクと塩コショウで炒めるだけ。スキレットがなければアルミホイルで包み焼きにしても大丈夫です。ちょっとオシャレな雰囲気で楽しむことができますよ。オリーブオイルに塩とレモンのシンプルな味付けだって人気の高いものになります。
イカはトマトとの相性だって抜群の食材です。なのでアルミホイルでトマトソースとチーズでなんちゃってイタリアンを味わうこともできます。
他にも少し手の込んだ料理を作りたい、というのであればそれもこちらのレシピも試してみて下さい。切り身にしたイカをスキレットに乗せて、トマトの缶詰を開けます。後はチューブのニンニクと塩コショウで簡単に味付けするだけです。できればバジルがあると香りも格段に良くなって、食欲をそそりますよ。焼く時にはアルミホイルで蓋をすると蒸らしながら火を通すことができます。
子供も楽しめて主食も取りたい、と言うのであれば、内臓を引き抜いてできた空洞に焼きそばやご飯を詰め込んだ変わり種イカ焼きもおすすめ。鉄板で焼いた焼きそばを詰め込んで、イカにもソースを塗りながら焼くのも良いですが、ご飯を詰めるのもおすすめ。普通の白ご飯でも良いですが、もち米を入れて炊いた炊き込みご飯を詰め込んでもイカ飯にしてもとっても美味しいのです。他にも好きな食材を入れればもっと楽しむことができますよ。
こうして中に入れることによって、食材に旨味が染み込んでより美味しくなります。里芋なんかを入れてもバッチリの組み合わせです。丸ごと焼いたら輪切りにして皆で食べれば楽しく食べることができます。
イカは日本人の多くが大好きな海鮮で、子供も大人も大好きな人が多いです。なのでレパートリーを増やしておけば、バーベキューでも皆が喜ぶこと間違いなしです。味も濃すぎないので様々な味付けにも合うので、適当に作っても美味しくなります。それぞれ好きな食材を詰めて味付けをして、それぞれ味見をしてみたら意外な発見があるかも知れませんよ。
定番の魚|タコ
これも子供が大好きなタコですが、基本的には既に茹でられたものを購入してくるので、下処理等は必要ありません。捌くことはないと思いますが、一応生のものを購入して場合の処理も紹介しておきましょう。
タコもイカも軟体動物で、同じような構造をしています。そのため同じように捌いていくのですが、タコの方が大きいので解体する、というイメージです。イカと同じように頭の中に内臓が入っているので、隙間から手を入れてそこにある内臓を引っ張り出します。意外と簡単に引っ張り出すことができるので、包丁は必要ありません。目玉の部分は包丁で切り落とします。目の上部分に切り込みを入れると簡単に取れますよ。
生のものはぬるぬるとしていてぬめりが酷いので、しっかりと水洗いをしてから塩でもみ込みます。足、口、頭にもしっかりと塩を塗り込んで、根気強くぬめりを落としましょう。頭はまな板に塩を振って擦り付けながやると簡単です。足も1本1本丁寧に擦ります。
すぐに食べない場合には冷凍をしてぬめりを落とす方法もあります。茹でる時に半解凍の状態で水洗いをするだけで簡単に落とすことができるので、もしもすぐに食べないや、というのであれば一度冷凍するのはかなりおすすめの方法です。
こうして下処理をすることによって、破壊して身を柔らかくすることができます。他にもタコを柔らかくしたいのであれば、筋繊維を破壊することです。良く大根で叩くと柔らかくなると言いますが、大根に含まれているジアスターゼという消化酵素が筋線維を壊す手助けをしてくれるのです。ですがそれだと叩いた後の大根をどうしたら良いのかわからないので躊躇すると思います。別に大根ではなくても伸ばし棒で叩くだけでも筋線維を壊すことができます。中に芯がなくなるまで、優しく叩きましょう。あまり強く叩くと身を傷付けてしまうので注意が必要です。
この下処理が終わったら茹でる工程に入ります。大きな鍋に水と酢、塩を入れてお湯を沸かします。お酢は50ml、塩は大匙1で十分な量になります。足からゆっくりお湯に入れていき、湯掻くのは大体10分で十分です。もしも大きいようだったら少し時間を長くして調節しましょう。足から入れていくと、頭がぷかぷか浮いて茹でることができません。なので5分くらいしたらひっくり返して頭の方もお湯に浸けます。もしも10分では不安だ、というのであればもう一度ひっくり返して茹でましょう。
最後はたっぷりの氷水で締めてできあがりです。このままお刺身にしても大丈夫ですし、ぶつ切りにして料理に使うこともできます。市販のものであれば既に下処理もされているので、気軽に使うことができますよ。
足をぶつ切りにして串に刺して、イカと同様に醤油やソースで焼くのもおすすめです。香ばしいソースと醤油の匂いと味で老若男女問わず魅了してくれます。まるでタコ焼きのような味は飽きることなく食べることができます。
塩焼きにしても旨味が引き出されて美味しいですが、ハーブソルトをまぶして焼くと絶品です。焼いた後に細切りにした大葉を付けて食べても、爽やかでさっぱりとします。
他にも焼き鳥のようにネギを間に刺して食べるのもおすすめです。子供はネギが嫌いなことも多いですが、大人はネギの香ばしさと甘さで食が止まらなくなりますよ。
でも折角のバーベキューですから、それだけではなくもっと色んな料理にチャレンジしたいところ。なのでちょっと手の込んだ風変りのタコの食べ方をご紹介します。
最早バーベキューでも定番になったタコのアヒージョ。これが万能でどんな食材との組み合わせだって美味しくなります。たっぷりのオリーブオイルにニンニク、塩と唐辛子。たったこれだけの調味料で簡単に作ることができます。オリーブオイルもパンに浸して最後まで味わうこともできます。
タコだけでも十分な美味しさですが、それだけでは物足りません。アスパラや舞茸、海老にホタテなんかもおすすめです。幾つかの海鮮を組み合わせても、オリーブオイルが魚の旨味を引き出して生臭さを打ち消してくれます。ミニトマトを入れても、中がとろーりとして普段とは違う美味しさを味わうことができます。旬の野菜を入れたら、季節を感じるアヒージョになりますよ。
アヒージョの最後はパスタと行きたいところですが、バーベキューではそうもいきません。代わりにラーメンを入れて洋風塩焼きそばにしてしまうのがおすすめです。こうすると旨味が溶け込んだオリーブオイルを最後まで食べきることができますよ。焼きそばのように解して絡ませると意外と美味しいのです。ちょっと変わり種のバーベキューの締めにぴったりです。
最後は手のかかるタコ飯の作り方についてです。これを作れたらバーベキュー上級者として、料理上級者として尊敬されますよ。
用意するのは鍋とタコ、米、ショウガに大葉があるとより美味しくなります。調味料は酒とみりんと醤油だけなので簡単です。少しだけ塩を入れると塩気が効いて食べやすくなりますが、タコ自身からも塩分が出るので、塩分が気になる場合には入れなくても大丈夫です。タコから出汁が出るので、他に出汁を入れる必要がありません。
食材を準備する時のポイントはタコを少し大きめにカットすることです。イカと同様、タコも火が通ると縮んでしまいます。大きい方が食べ応えがあって見栄えもしますよ。
お米は研いでザルに30分置いておき、調味料と共にお鍋に全部入れてしまいます。後は炊くだけなのですが、ご飯を炊飯器で炊いたことがないという人が殆どなので、かなり難易度が高いのです。この料理のポイントは上手に炊けるかどうかにかかっているので、気を抜かずにやりましょう。
まずは焼き台の中心で沸騰するまで置いておきます。沸騰したら端の方に移動させて弱火で10分炊き、10分程経ったら火か下ろしてしっかりと蒸らします。この間決して蓋を開けてはいけません。蓋を開けてしまうと熱気が逃げてしまうので、上手く炊けなくなってしまうのです。
お鍋で炊いたご飯は冷めても美味しいです。災害時にも役立つ技なので、バーベキューの時に練習も兼ねて試してみるのもおすすめですよ。
定番の魚|ブリ
12月から1月の旬の時期には油も乗っていて、ご飯泥棒な食材です。黒瀬ブリは夏に旬を迎えるので、バーベキューの時期にもぴったり!養殖ではあるものの、本来旬ではない時期に美味しさのピークを持ってくるその技術は養殖とは思えない味です。
塩焼きにしても美味しいブリですが、家では照り焼きにすることが多いと思います。それはそれで美味しいですが、バーベキューに照り焼きは合いませんよね。
バーベキューですから1尾買って来て内臓を取り、シンプルに塩を振って姿焼きにするのもおすすめです。ポイントは皮に油を塗っておくことです。それによって皮が網にくっ付かずに綺麗に焼くことができますよ。姿焼きはシンプルながら旨味が凝縮されていて、豪快な見た目で周囲をあっと驚かせることができま。
それだけでは面白くないというのであれば、カマ焼きやお頭焼き、ガーリックバター焼きなんかがおすすめです。簡単に作れるガーリックバター焼きからレシピをご紹介します。
ブリの切り身を使用するので、下処理も簡単で済みます。塩を両面に振って10分放置するだけで十分です。10分後には少し水滴が浮いてきますが、これが生臭さの元です。キッチンペーパーで吸い取ると、臭みを取り除くことができますよ。後は胡椒を両面に軽く振って、アルミホイルにバターとニンニクを入れて包んで焼くだけです。醤油をひとたらしすると、コクが出ますし、香ばしさが増しますよ。
カマ焼きや頭焼きは下処理もしっかりしておかないと、生臭さが際立ってしまいます。ですがその分旨味が濃厚な部分でもあるので、満足できる部位でもあるので、しっかり下処理をしましょう。冬なら天然物の方が油が乗っていますが、それ以外の時期のバーベキューで使うのであれば養殖ものの方が適しています。
一度キッチンペーパーで水気を取ってから、塩を振って10分程待つのは切り身の時と変わりません。浮いた水はしっかりと拭き取りましょう。もしもそれでも生臭さが気になるのであれば、湯通しを試してみて下さい。沸騰させたお湯にさっとくぐらせて、氷水に入れます。うろこやぬめりを指で擦って落とすと大分匂いが変わります。面倒かもしれませんが、この2工程を行うだけで大分変わりますよ。
カマ焼きをする際、塩なら焦げにくいので焼く前に振っても問題ありません。カマはじっくり時間をかけて焼くので、それ以外であれば仕上げとして直前に塗るのがおすすめです。調味料は様々なものを使用してOKです。
醤油をお酒とみりんで伸ばしたものも甘じょっぱい定番の味ですが、ショウガを入れるとよりさっぱりに。魚の生臭さを消すために柚子胡椒を塗るのもおすすめです。オリーブオイルと塩を振って焼き、食べる直前にレモンを絞るのもさっぱりします。どうしてもバーベキューは脂っこいものが多いので、さっぱりとしているのはポイントが高いです。
焼き方にもコツがあるので、ポイントを押さえておく必要があります。カマにはたっぷりの油が含まれているので、焼いていると油が滴っていきます。網の中央に乗せると燃え盛って焦げてしまうので注意が必要です。燃えている炭の上ではなく、ちょっと外れたところに置いてじっくり焼き上げるのがコツです。
カマは形状が普通の魚に比べてとても複雑になります。全体を均一に加熱することが難しいのです。そのため蓋をして熱気を滞留させることによって、上からも下からも加熱しなければいけません。全体に焦げ目がついたら完成です。見た目はごつごつしていて食べにくいですが、食べ応えは抜群です。締まった身の触感は他では味わうことのできない濃厚な味を醸してくれますよ。
ブリのお頭はなかなか手に入れることができませんが、魚屋さんに事前にお願いしておけば取っておいてくれます。身に負けず劣らずの旨味を持っている部位で、頭なんて食べる場所もないと思わずに一度試して欲しい部位になります。特に頬の部分は一番美味しいと言われているところです。目玉も好きな人にとってはたまらない味で、栄養も豊富な部分なのです。
頭はどうしても大きいので、そのままでは焼ききれません。そのため半分に兜割するのがおすすめです。口先が上になるように上に置いて、上顎の方から真っ二つに切ります。そして下顎の方も切ると綺麗に半分にすることができます。下顎の部分は固いので、そこは切り落としても問題ありません。
これは力がいる作業なので、出来れば男性がやった方が良いでしょう。こういった作業をさっとできる男性はバーベキューで一際輝くことができますよ。
頭の下処理はカマと同じでも大丈夫ですが、お酒を振るのもおすすめです。お酒を振ってから全体に塩をまぶして馴染ませます。浮いてきた水滴はキッチンペーパーで拭き取ります。塩を既に振っているので、そのまま焼くことができるのでかなりお手軽です。
ここでポイントは塩を少なめにすることとヒレに多めに塩を振っておくことです。旨味が強い分、少なくても十分に味を引き立てることができます。一方でヒレには多めに塗り込んでおくと、焼け落ちることがありません。きちんとヒレがあると見た目も良いので、ちょっとしたことですがこだわりたいところですね。
焼く時には皮目を下にして焼きますが、大きければ大きい程火は通りません。そのため蓋が必須になります。100円ショップでも販売されているので、大きさに合ったものを選ぶ必要があります。もしも蓋を用意し忘れた、という場合にはアルミホイルを使って蓋代わりにする方法もあります。あまり火が強いところではなく、弱火のところでじっくりじっくりと加熱していきます。焼くだけで30分は見ておきましょう。他のものを焼いている間に時間をかけて焼きます。あまりひっくり返さないようにした方が良いです。
ブリは今なら一年を通してお手軽に手に入れることができるので、簡単にその味を楽しむことができます。一匹そのままつかうのであれば、見栄えもしますし豪華な印象になります。塩焼きにしておいてワサビをつけて食べれば、意外な味で楽しむことができますよ。是非様々な調味料に挑戦してみて、お気に入りの味を見付けてみて下さい。
定番の魚|鯛
めで鯛ということで縁起の良いイメージのある鯛。見た目も豪華で淡泊なのに旨味が強いのが特徴で、バーベキューにもぴったりです。
鯛と言えば塩焼きが定番で簡単ですよね。うろこや内臓を取って塩を振って焼くだけ。それだけでも十分な美味しさを誇る鯛ですが、それなら家のガスコンロやオーブンでもできてしまいます。そこで今回は鯛のホイル焼きのおすすめレシピと家ではちょっとやり辛い塩釜焼、鯛めしの作り方を紹介していきます。
まずは鯛のホイル焼きですが、これは切り身で十分なのでお手軽に作ることができます。オリーブオイルとニンニク、塩と胡椒でも旨味が引き立ちますが、一番のおすすめはガーリックバター焼き。玉ねぎを底に敷き詰めてから鯛の切り身を乗せて、バターと塩コショウを振って包んで焼くだけ。お好みで万能ねぎやキノコ、ミニトマトを入れるのもおすすめです。まるでフランス料理の様にオシャレな味をバーベキューで楽しむことができますよ。
和風にしたいのであれば味噌をみりんと酒で溶いたタレをかけるのも乙な味です。油を塗ったアルミホイルに切り身を乗せて、ネギやシメジを乗せてタレをかけると甘くて香ばしい香りを楽しむことができます。おにぎりがあればより美味しく頂くことができてしまいますよ。
他にもなんちゃってアクアパッツァを作ることもできますよ。オリーブオイルとニンニクをアルミホイルの底に敷き、鯛の切り身を乗せます。かぼちゃやナス、ズッキーニ、玉ねぎ、ミニトマト等を一口大にカットして乗せて、少しだけ水と白ワインを入れて塩を振って焼いてしまいます。これだけで簡単にアクアパッツァを作ることができて、ワインにもぴったりですよ。
一人分ずつ小さく作っても良いですが、大きく作ると一気にメインディッシュになります。アルミのグラタン皿も販売されているので、それを使って作るのもおすすめです。
塩釜焼は見た目も豪華で、バーベキューでも立派な目玉料理になります。写真や漫画で見たこともある塩釜ですが、実際に作るとなると大変そうだし、と敬遠してしまいがちです。
確かにバーベキュー上級者向けのレシピですが、作り方はとても簡単です。塩で包み込むことによって鯛の旨味が外に逃げずに内側に残って、じんわりと火が通ることによってふんわりとした身を楽しむことができるのです。
鯛は1尾そのまま使うので、下処理をしっかりとする必要があります。内臓を取るのは当然ですが、うろこもきちんと取らなくてはいけません。尾の方から頭の方に向けて擦って、ヒレの裏まできちんと取っておきましょう。面倒だな、という時にはお店でお願いして取って貰っても良いですね。
次は卵白を塩に混ぜて、全体的に混ぜて馴染ませます。塩1キロに対して卵白1個分で計算して準備しておきます。大きさにもよりますが、1尾に対して3キロ程必要になると考えておいて下さい。
アルミホイルは鯛の3倍の大きさにカットしたものを2枚用意しておいて、焼き網の上で作業をするのがおすすめです。アルミホイルの上に塩を半分乗せて広げておいて、その上に鯛を乗せます。残り半分の塩を被せて、鯛をしっかりと包み込みます。ぎゅっぎゅっとちょっと強めに押さえてあげると成形しやすいです。塩釜ができたら空気が入らないようにぴっちりアルミホイルを被せてしまいます。そのまま焼いても十分なのですが、見た目も魚の形に成形して焼くと、アルミホイルを開いた時に感動されますよ。
後は網ごと火の上に移動して、蓋をして焼くだけです。大体40分から60分程の時間を目安にしておきましょう。かなり時間がかかってしまうというのがデメリットかもしれませんね。
焼きあがったらハンマー等で叩き割って中身を取り出します。焼き上がった鯛の姿は圧巻で、できあがった時には感動すること間違いなしです。
周りは全て塩なので、きちんと取り払わないとしょっぱくなってしまいます。しょっぱい時にはレモンを振りかけながら食べると食べやすくなります。ふっくらとした身は通常の姿焼きでは得られない食感です。塩を何キロも準備してバーベキュー会場まで持っていくのは大変ですが、そんな労力をしても十分な美味しさと感動を得ることができます。
ダッチオーブンがあれば是非試してみて欲しいのがこの鯛めしです。勿論普通のお鍋でも作ることができますが、難易度は高めの料理になります。でもきちんと作ることができた時には感動ものですよ。
鯛は下処理をした上で、腹の真ん中にバツの方に切り込みを入れて塩を塗り込みます。尾とヒレにはしっかりと塩を付けておくと焦げ落ちうに見た目も良くなります。先に網で鯛を焼きますが、この後ご飯と炊くので火が通っている必要はありません。表面に焦げ目があるだけで十分です。この焦げ目が香ばしさを醸してくれますよ。
お米は研いで30分吸水させて一度水を切ってから調味料を注ぎます。お米3合に対して水500㏄と醤油とお酒を50㏄ずつになります。だし昆布をそのまま入れておけば、わざわざ出汁を取る必要もないのでお手軽です。調味料を注いだら焼いた鯛を乗せて炊くだけです。
ダッチオーブンであれば上にも炭を置いて、下からも上からも加熱することが可能です。最初は火の強い中央部分で加熱をして、沸騰して湯気が出てきたら火の弱い端の方に移動します。沸騰してから大体20分くらい炊いて、火から下したら20分程蒸らします。
蒸らしも終わったら蓋を開けて、鯛の身を解して下さい。骨やヒレ等は全て取り除生きましょう。大変かもしれませんが、ここで小骨もきちんと取っておかないと口の中で刺さってしまうのです。解しにくい時には一度別皿に移してからにするとやりやすくなりますよ。
焦げた部分も香ばしいですが、鯛自身も一度焼いてあるのでより香ばしさが増します。全体的に薄味でも、鯛の旨味が溶け出したご飯はメインディッシュとしても十分なボリュームです。別に出汁を用意しておくと、ご飯にかけて出汁茶漬けを楽しむこともできます。普段は土鍋や炊飯器で炊く鯛めしですが、バーベキューでやるのも乙なもの。年齢層が高めの場合にはウケも良い一品ですよ。
定番の魚|サンマ
秋の味覚のサンマですが、炭火で焼くとその美味しさはより増しますよね。一度炭火焼したことがる方はわかると思いますが、実は意外と綺麗に焼くのはかなり難しいのです。思うようにひっくり返せずに崩れてしまったり、皮がくっ付いてぼろぼろになってしまったりします。
折角美味しい旬のサンマであってもぼろぼろじゃあ美味しくなさそうに見えてしまいますよね。そこで今回はサンマを上手く焼くコツとサンマを使ったラタトゥイユ、一夜干しの作り方を押さえておきましょう。
まずは基本中の基本のサンマの塩焼きからです。サンマは網にかかっている時点で鱗は殆ど取れてしまっているので、あまり気にする必要はありません。鱗が気になるというのであれば、包丁の背で軽くなぞってキッチンペーパーで拭えば十分です。その後塩水で軽く洗って表面を洗えば、汚れも落ちますよ。
頭はどうせ食べない、というのであれば頭を落とした処理方法を紹介します。これはとても簡単に内臓を取ることができるのです。しかも骨まで引っ張り出してしまうことができるので、子供がいる肩におすすめの方法です。頭の部分を3㎝程切れ込みを入れます。骨までしっかりと切ってしまって下さい。そして肛門のすぐ前に1㎝に程切れ込みを入れます。そして首を折るようにしてゆっくりと引っ張ると骨ごと内臓を引っ張り出すことができますよ。
頭があった方が良い、というのであればエラのところから肛門のところまで包丁を入れて、内臓を取り出して水洗いします。面倒だったら魚屋さんにお願いしても良いですが、自宅でも案外簡単にできますよ。
下処理が終わったら両面にしっかりと塩を振って暫く置いておきます。10分程置いて浮いてきた水分をしっかりと拭き取ったら後は焼くだけです。切れ込みを入れているのをよく見ますが、切れ込みが入っているとそこからどんどん油が出ていってしまうので、あまりおすすめしません。
サンマを焼く時は昔から遠火の強火と言います。これが一番大事なポイントになります。焼いている間にサンマからは油が滴ってしまうので、火が近いと燃え上がって焦げてしまうのです。炭から網を離して設置する必要がありますが、高さが決まっているのでそうはいきませんよね。なのでサンマの真下には炭を置かず、その周りに炭を配置するのがおすすめです。そうするとじっくりと中まで焼き上げることができますよ。
網は事前に熱しておいて、油を薄く塗ってから乗せます。皮目がしっかりと焼けるまでひっくり返さず、じっと待ちましょう。これだけで大分皮がぼろぼろにならずに綺麗に焼くことができます。
それでも上手くひっくり返すことができない、というのであれば二枚の網で挟むのがおすすめです。こうすれば箸やトングで無理して返す必要がなくなります。
串があるのであれば串に刺して焼く方法もあります。かば焼きのように刺して焼けば、皮が網にくっ付かずに綺麗に焼き上げられるのです。
どの方法で焼くにしても、ひっくり返すのは一度だけ。サンマは長い分重みに耐えきれずに折れやすいですし、皮を突き崩す原因にもなります。網にくっ付いていて焼けているかわからない時には網ごと少しだけ持ち上げて確認しましょう。
アルミホイルでなんちゃってラタトゥイユもオシャレですよ。これはサンマをぶつ切りにして使うので、内臓処理も簡単に行うことができます。サンマを半分に切って内臓を掻き出して水洗いする方法で、先に紹介した方法よりも遥かに簡単なのです。ですが骨が残ってしまうので、子供がいて骨がない方が良いというのであれば、頭を引っ張った方法の方がおすすめです。
アルミホイルにはオリーブオイルを塗ってサンマを乗せ、玉ねぎやナス、ズッキーニ等の野菜を一口大にカットして入れます。そしてトマトの缶詰にニンニクとオリーブオイル、塩と胡椒を混ぜてかけ、ローリエを乗せて包み焼きやするだけです。チーズも乗せると子供も食べやすい味になりますよ。
野菜は好きなものを入れて構いません。さつまいもやじゃがいももアクセントになります。ローリエが爽やかさをプラスしてくれるので、サンマの生臭さも気にならずに楽しむことができますよ。ラタトゥイユなんてイタリアンでオシャレなお皿に乗って出てくるイメージですが、案外簡単に作ることができます。お肉ばかりだと飽きてしまうので、トマトの酸味でさっぱりした料理はいかがでしょうか。
最後がサンマの一夜干しの作り方についてです。これは背開きにしなければならないので少し面倒です。腹ヒレの下に包丁を入れて頭を落とし、腹側を少しだけ切って内臓を取り出します。そして背中側から中骨に沿って包丁を入れて、腹側を切らないようにしながら尾まで切り開いていきます。これがかなり難しいので、不安な場合には頼んでも良いかもしれません。
しかしここまで終わったら一夜干しまでの工程の半分は終わったようなものです。背開きにしたサンマは水洗いして水気を拭き取り、5%濃度の食塩水に1時間漬け込みます。5%濃度の食塩水は100mlの水に5gの食塩を混ぜて作っておきます。漬け込み終わったら軽く水にくぐらせて、水気を拭き取りましょう。
後はザルやネットにクッキングシートを敷いて一日干します。表面がしっかり乾燥したら完成です。干すのにザルやネットなんてないよ、というのであれば、脱水シートで挟んでラップで包んで冷蔵庫で寝かせるだけでも大丈夫です。すぐに食べないのであれば、1枚1枚空気が入らないようにラップで包んで、ジップロックに入れて冷凍庫に入れて保存しても大丈夫です。一夜干しにすれば数日は持つので便利ですよ。
焼く時には両面に軽く焦げ目がつく程度で大丈夫です。生のサンマを焼いただけでは得られない濃厚な旨味を感じることができますよ。スーパーで背開きをして貰えば、後は塩水に浸けて一晩干すだけ。たったこれだけで美味しくなるのですから、一度試してみる価値はあると思います。
サンマと言えば塩焼きがメインと言う方は多いと思います。青魚ですが、他の青魚に比べて臭みが少なくて、子供にも人気の味です。完璧な塩焼きやちょっとこだわった調理方法で味わってみましょう。
定番の魚|川魚全般
バーベキューとアウトドアアクティビティを行う人は多いと思います。川で釣りをして、釣れた川魚を焼いて食べる。これがアウトドアの醍醐味でもあり、特権ですよね。しかも取ったばかりなのですから新鮮さは抜群で臭みも少ないので食べやすいという特徴もあります。
川魚全般水質の良いところにしか生息することができず、綺麗な渓流付近でしか釣ることができません。そのためバーベキューをする際には汚さないようにする、ゴミをきちんと持ち帰るといったことにも十分配慮する必要があります。
天然の鮎はスイカの匂いがすると言われていて、とても香り高くて美味しいです。他にも岩魚やニジマス、山女魚等様々な種類がいて、どれも淡泊ながら塩焼きにすると旨味が発揮されます。
出店とかでも鮎の塩焼きを売っていて、食べたことがある方も多いと思います。皮がパリパリして香ばしく、塩味も利いてて美味しいですよね。実はあんな風に上手く焼くのって意外と難しいんです。生焼けになってしまって生臭くなってしまったり、下処理が上手くできなかくて川魚特有の匂いが臭ってしまったりということが多いのです。
美味しい塩焼きを作るためにはまず下処理が大事!ということで内臓の取り方をご紹介します。生きている場合には頭の後ろをデコピンすると気絶させることができますよ。
割り箸を1本口から差し込んで、エラの上に出るようにしてから、エラを抑え込むようにして奥に差し込みます。反対側にも同じように差し込みましょう。そしたら割り箸をしっかり掴んでぐりぐりと回してからゆっくりと引き抜きます。割り箸で挟み込んだ内臓がするっと抜けてきますよ。水洗いをして血を洗い流したら下処理完了です。
腹を捌くのは苦手だな、と言う方におすすめの方法です。捌くのが得意なのであれば、腹側に包丁を入れて内臓を取り出しても良いですよ。
内臓を取り出したらきちんと水気を拭き取っておかないと上手く焼くことができないので、キッチンペーパーで拭き取ります。全体に塩をまぶすのですが、かなり多めに振って大丈夫です。余分な塩は焼いている内に弾けてしまうので心配しなくても大丈夫です。ヒレや尾には多めに塩をまぶしておけば、焦げるのを防ぐことができますよ。
そして串打ちするのですが、意外とこれが難しいのです。口から串を刺すのですが、体の3分の1のところで外側に突き出し、更に3分の1のところで反対側まで突き刺します。上手くいかないとくるくる回ってしまいます。中骨を絡めるようにやると、回らないで串打ちすることができますよ。
出店で焼いている形式を見ると中央に火の点いた炭を置いて、その周りに串を刺して焼いていますよね。ああやって火力から遠くで焼かないと焦げ付いてしまって、中まで火が通らないのです。
皮が薄い川魚は網や鉄板の上で焼くと皮がくっついて汚くなってしまうので、できれば中央に炭を置いて串を周りに刺して焼くスタイルがおすすめです。もしも網で焼き場合には油を塗っておくことをおすすめします。サンマと同じように、炭の上に置いてはいけません。炭を中央ではなく端に置き、網の中央に川魚を置くと上手く焼くことができます。
海の魚はお腹側から焼きますが、川の魚は背中側から焼きます。乾燥するくらいまで焼いたらひっくり返してOKのサインです。最初は火を起こして強火で焼きますが、全面的に焦げ目がついたら弱火にしてじっくりと火を通していきます。
弱火でじっくりと中まで焼いていくと、お腹側の方から水が滴ってきます。この水分は完全に出し切りましょう。実はこの水、生臭さの原因なんです。しっかりと出し切ったらそれで焼き上がりです。引き締まった身を楽しむことができますよ。
小骨が多いイメージのある川魚ですが、中骨以外は食べてしまっても大丈夫です。残った川魚も火で炙って食べることも可能です。火で炙っていると骨から水分が出てきます。両面をしっかり焼いて、頭も水分が抜けてこんがりしたらできあがりです。塩を振って食べると、大人のおつまみとしてもばっちりですし、カルシウムも取れるので子供に食べさせるのもおすすめですよ。
もしも塩焼きが余ったら川魚ご飯にするのもおすすめです。既に塩を振って焼いてあるので、味付けをそこまで強くする必要がありません。ご飯の炊き方さえ押さえておけば、案外簡単に作ることができます。
川魚はどれであっても問題ありません。必要なのはお米と水、醤油とだし昆布と焼いた川魚だけです。用意するものが少ないのも嬉しいですよね。
お米は研いで30分吸水させておいて、一度水を捨ててから炊くための新しい水と醤油を入れます。お米と水の比率はお米1に対して1.2が原則です。例えばお米が100gなら水は120gになります。この比率さえ覚えておけば、どんな量であっても対応することができますよ。
だし昆布はそのままぽんっと入れても良いですが、昆布も全部食べたいのであれば小さくハサミで切って入れると残さず食べることができます。焼き魚を乗せたら後は炊くだけです。
最初は強火で沸騰させて、湯気が出てきたら火の弱い部分に置いて15分から20分程炊きます。炊いたら15分程蒸らすとできあがり。炊いたことによって魚自身も柔らかくなっているので、簡単に解すことができます。身の真ん中の中骨の上辺りに真っすぐ箸を入れて割り開き、中骨を露出させて、頭を持ち上げると簡単に外すことができます。身を全体に混ぜ込んだらできあがりです。
川魚は最近ではあまり見なくなったかもしれません。でも場所によっては魚釣りを楽しみながらバーベキューを楽しむことができるバーベキュー会場という場所もあります。普段釣りをしないけど、こういう時にはアウトドアアクティビティも含めて楽しみたい、というのであればそういうバーベキュー会場を探すのもおすすめです。
子供は魚が苦手だから困る、ということで悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。外で食べるというのは子供だけではなく大人も気持ちが上がるので、魚だって楽しく美味しく食べることができます。こういう時に魚だって美味しいんだぞ、と教えてあげるのもありですよ。
バーベキューでの魚の上手な調理方法
バーベキューでの魚の美味しい調理の仕方は様々な方法が考えられます。バーベキューという状況だけではなく、炭火を使うことによってより美味しくなります。
一番の方法は塩焼きにしてしまうことです。どんな魚でも美味しくしてくれる万能調味料です。その旨味や甘さをより引き立ててくれる塩焼きは定番ですよね。
でも塩焼きはシンプルだからこそ難しいもの。皮が剥がれてしまったり身が崩れてしまったり生焼けで生臭かったりと様々です。下処理の仕方はそれぞれありますが、内臓を取り除いたり塩を振って水滴を拭き取ったりと丁寧な下処理が求められます。
炭で焼く時でもガスコンロであっても、強火で遠火と言う原則は変わりません。遠赤外線効果でふっくらと焼き上げることができるので、炭火で焼くとよりふわっとした身を味わうことができるのです。近火で弱火では焦げ目も付かないしいつまで経っても中まで焼けません。
魚を焼く時の鉄則は川は腹から海は背から、以外にもう一つあります。これが川は皮から海は身から、です。姿焼きなら川魚はお腹側から焼きますが、海魚は背中側から焼くのが鉄則ですが、半身の場合には川魚は皮から、海魚は身から焼くのです。これは海水と真水における表皮の構造の違いが理由とも言われています。これを守ることによって、より綺麗に焼き上げることができますよ。
お肉と同じでひっくり返すのは一度だけ。何度もひっくり返すとどんどん身が崩れていってしまいます。串や網を駆使して、綺麗にひっくり返せるように頑張りましょう。
鉄板の調理方法でバリエーション豊富なのはホイル焼き。色んな食材と調味料を用意しておいて、それぞれが好きなものを包んで好きなように味付けをすれば無限大で組み合わせを考えることができます。
適当に作ってロシアンルーレットのようにしても、バーベキューを盛り上げることができます。海鮮だけではなく、マシュマロとフルーツでデザートを作ることもできちゃうのがホイル焼きの良いところ。アルミホイルは多めに準備しておいておいて、デザートに準備していたものやおやつも使って沢山作ってみると良いかもしれませんね。
魚の切り身やイカ、エビ、タコ、ホタテ、アサリ等の海鮮物だけではなく、オリーブオイルやごま油、バターといった油も凝ってみるとより楽しむことができます。野菜も玉ねぎやニンジン、パプリカにピーマン、ミニトマト、ニンニク、ネギにキャベツ、キノコ類と用意しましょう。調味料だって塩や胡椒だけではなく、チーズにタバスコ、唐辛子、柚子胡椒、ワサビに醤油を用意しておくのがおすすめです。最近ではチューブの薬味も増えたので用意するのもかなり簡単です。ドレッシングやマヨネーズ火を通すと香りが良いですし、油も入っているので簡単に味が決まりますよ。
アルミホイルに油を塗って、好きな海鮮物と野菜を乗せて調味料をかけるだけ。食べた後のアルミホイルも捨てるだけで後片付けも楽ちんです。当日バーベキュー会場に行ってから準備するのも楽しいですが、事前に家で詰めておいて焼くだけにしておくのもおすすめです。火起こしや食材の準備でバタバタしがちなバーベキューですが、アルミホイルで包んで焼くだけの状態にしておけばかなり楽です。
ホイル焼きで人気の味付けはアヒージョ風にのオリーブオイルとニンニク、唐辛子が効いたものです。お酒にも合うし、辛さを控えめにしておけば子供も食べやすい味になります。できあがった後にレモンをかけると爽やかさを感じられます。子供に受けやすいのマヨネーズやチーズといったまろやかな味です。マヨネーズは火が通ると香ばしくて良い匂いがしますし、チーズもとろーり伸びて好まれやすいのです。トマトソースかトマトの缶詰を用意しておくと、お手軽ピザ風にできておすすめですよ。
大人だったらバーベキューで飲むお酒を振りかけて焼くのもおすすめです。ワインでも日本酒でもかけて焼くと、香りとコクを引き出して生臭さを消してくれます。日本酒で貝を蒸し焼きにして、塩とネギをぱらっとかけて食べるとお酒も進むこと間違いなし。
意外とビールと貝との相性は抜群で、ベルギーにはムール貝のビール蒸しという郷土料理があるのです。ビールの苦みと酸味が意外と合うので、お酒好きなら一度は試してみて欲しいレシピになります。
鉄板を持って行っているのであれば麺を持って行って、焼きそばにしてしまうのもおすすめです。イカやタコも合いますが、海老やホタテ、貝もぴったり。最後の締めにしても良いですが、メインとしても十分なボリュームですし、大人も子供も大好きなメニューです。鉄板も持っているという方は少ないですが、持っているのであれば簡単に作れるのでおすすめですよ。
海鮮系が入るとソースだけではなく塩焼きそばも美味しいですよ。ソースがなくても胡椒だけで十分な美味しさを得られるのが特徴です。ニンニクを入れるとより食欲を増進すること間違いなし。
焼きそばを作るときに美味しく作るコツは麺を解す時にビールを使うことです。麺がぷりぷりして食感が良くなるので、ビールではなくてもお酒を入れるようにしましょう。水分がなくなったらサラダ油を追加して炒めてます。具材は事前に炒めておくとスムーズに作ることができますよ。具材を加えて炒めたら、お好みの味付けをして完成です。
貝やイカ、タコならソースの方がぴったりですが、魚を入れるのであれば塩の方が良く合います。入れるものに合わせて味付けを変えて楽しんでみて下さい。
バーベキュー会場に持って行くだけの一夜干しもおすすめです。一夜干しとは言っても干物なんだから家でやるのは難しいだろう、と思いますが、これまでにも紹介してきた通りそんなに難しい工程がある訳ではありません。
魚を捌くことができれば誰でも簡単に作ることができます。塩水に浸けて干すだけで美味しくて日持ちのする一夜干しに大変身します。新鮮な魚を貰ったけどすぐには食べきれない、という時に作っておいてバーベキューの時に持って行くと大活躍できますよ。
作り方はどれも一緒で、捌いて塩を振って浮いてきた水分を拭き取ります。そしたら3%から5%の濃度の食塩水に浸けて干すだけ。浸け時間は種類によって違いますが、大体30分から長くても2時間程で十分です。
後はネットかザルに入れて1日干すだけです。ザルに乗せると皮がくっ付いてしまうことがあるので、クッキングペーパーを敷いておくのがベスト。身の部分が乾燥してきたら完成です。バーベキューの前日に仕込むのであれば、干さずに吸水シートを挟んでラップに包んで冷蔵庫に入れておくだけでも十分です。
なんと言っても一夜干しにすれば5日も持つのが嬉しいところ。一枚一枚ラップで巻いて冷凍庫に入れておけばかなりの間持ちます。春に作っておいて夏のバーベキューで食べるのも良いですよ。凍ったまま持って行けば保冷材代わりにもなるので一石二鳥です。
焼く時もさっと表面を炙るだけで良いので、すぐに食べることができます。色んな種類で試しに作ってみて、食べ比べをするのも楽しいですよ。自分好みのものを作ってみましょう。
魚の下処理や準備を考えると面倒くさそう、と考えるかもしれません。最近ではスーパーでも下処理をお願いすればやってくれますし、始めから処理されたものを販売していることも多いです。そのため以前に比べたら海鮮に対するハードルも低くなっています。
そのまま焼くだけではなく調理も工夫すれば、バーベキューでも色んな味を楽しむことができます。トマトの缶詰やオリーブオイルやニンニクがあれば洋風な味を味わうことができますよ。
バーベキューで食べる魚のおすすめ味付け
一番のおすすめはやはり塩味。色んな味付けをするのは面倒だ、というのであれば全て塩で味付けしてしまうのも良いでしょう。代わりに様々な調味料を持って行くと、飽きることなく食べることができます。
塩と一言に言っても藻塩や抹茶塩のように様々なものがあります。ハーブソルトのようにハーブが入っているものもあるので、一発で味が決まりますよ。魚用肉用とそれぞれ合うハーブを使っているので、ハーブで使い分けるのがコツです。そういったもので食べ比べしてみるのも面白いですよ。
他にも柚子胡椒やわさび、ショウガ、ニンニク、レモン、食べるラー油のようなものもおすすめです。子供から大人まで楽しむことができるように、わざと味付けはシンプルにして自分好みにカスタマイズするのもバーベキューならではの醍醐味です。こういう時には好きなものを好きなようにして食べるのが、バーベキューをより楽しむコツですよ。
特に大人の人に好まれやすいのは柚子胡椒やわざびにニンニク、レモンと塩の組み合わせです。ピリ辛系やお酒が進む系だけではなく、さっぱりと食べることができるものが好まれやすくなります。
子供の場合にはまだまだがっつりとした味かまろやかな味が好まれやすいので、マヨネーズ等ちょっと甘い方が良いですよ。ツナマヨとかマヨコーンが好きな子ならお気に入りの味になるかも知れません。ケチャップも子供が好きなことの多いです。ケチャップとマヨネーズ、ウスターソースを混ぜて作るオーロラソースを作るのもおすすめです。大好きな調味料を全部掛け合わせたものなので、気に入る可能性が高いですよ。
家族でバーベキューなら、それぞれが好きな調味料を1つか2つ用意しておいて、それを食べあってみるのもおすすめです。友達や同僚とバーベキューなら年代に合わせたものを用意しておくのがベスト。
次におすすめなのが甘めに味付けをした照り焼き風のタレです。醤油にみりんとお酒を溶いただけで、ちょっとしょっぱい味が食欲をそそります。子供にもウケやすい味ですが、大人でお酒を飲む方にも十分に楽しんで貰える味付けです。
おにぎりがあるならおにぎりに塗って焼くのもおすすめ。ちょっと余っちゃったな、お腹いっぱいだな、という時にも入る味付けです。
勿論醤油単体でも十分に香ばしくて美味しいですよね。だけどそれだとちょっと味がとんがってしまうので、お酒をちょっと混ぜるだけで角が取れて印象が変わります。お酒にはこっちの方が合うかもしれませんね。
余ったおにぎりがあったらそれに塗って焼くのもおすすめ。食べ過ぎておにぎり余ったよ、という場合でもぺろっと入ってしまうのです。どんなものにも合うので、取り敢えず準備しておくというのにも良いですよ。
子供ウケする味ならソースもおすすめな味付けです。野菜の甘みは焦げても香ばしくてついつい食べてしまう味です。食感のしっかりしたものの方がソースの味は生きてきます。薄いもの、小さなものに使ってしまうと、しょっぱくなってしまって飽きてしまうので味付けするものと量には注意が必要です。
トマト味もピザのようで、子供好きします。でもトマト缶をそのまま使ってしまうと酸っぱいとなってしまうので、ちょっとした工夫が必要です。
ポイントはオリーブオイルを混ぜること。トマトの酸味はクエン酸が多く含まれているので、酸っぱく感じるのです。子供は酸味は腐っていると判断するので嫌がってしまいます。クエン酸の酸っぱさを緩和するにはアルカリ性の物質で中和するしかありません。そこで出てくるのがオリーブオイルになります。オリーブオイルはアルカリ性でトマトとの相性もバッチリ!砂糖は酸性なので、砂糖を入れると酸味はより強くなってしまうと覚えておきましょう。
トマト缶を開けてオリーブオイルと塩コショウを混ぜるだけでも十分な調味用です。ニンニクまで入れたらより美味しくなりますが、トマト缶に入れずにお好みで入れた方が良いでしょう。トマト缶は持って行くのもお手軽ですし、最近では60円くらいの安いものもあります。チーズとの相性もぴったりですよ。
アヒージョも最近ではバーベキューの定番になってきました。オリーブオイルとニンニク、塩と唐辛子だけなのにその匂いと味の影響力は凄まじいものがあります。どんな海鮮物にも合いますし、オリーブオイルで素揚げ状態の野菜や魚は旨味が中にぎゅっと閉じ込められて堪りません。
スキレットやホイル焼きも良いですが、鉄板があるなら鉄板にオリーブオイルを引いて、アヒージョ風にして焼くのもおすすめ。そして最後は中華麺を入れて洋風塩焼きそばにすると、最後の締めまで美味しく食べることができます。大人だけなら唐辛子やタバスコを更に加えて辛味アップしても良いかもしれませんね。
大人だけにわかる美味しい調味料はなんといってもお酒!生臭さも打ち消して旨味を引き出してくれる最高の調味料です。持ってきたものを適当に振りかけても十分です。今まで飲んでいたお酒の新たな扉を開けることができますよ。
でもワインは加熱するとその酸っぱさが目立ってしまうので、かなり好みが別れるものです。特に赤ワインは渋さもかなりのもので、よっぽどでなければ食べられないかもしれません。そんな時に大活躍してくれる秘密兵器がハチミツです。酸っぱいなら砂糖を入れれば良いんじゃ、と思うかもしれませんが、意外と砂糖は酸味を打ち消してくれません。寧ろ甘いのにすごく酸っぱいという状況を作り出してしまいます。
しかしハチミツならワインの渋さや酸味を打ち消して、ワインの美味しさだけを残してくれるのです。本当に少しだけで十分で、チューブのものなら持ち運びも簡単です。ワインを使ったなんて嘘みたいなまろやかな味を是非一度試してみて下さい。
ハチミツは他にも使うことができるので、バーベキューにも携帯して行って欲しい調味料の一つです。子供でも食べる子とができるハニーマスタード。作り方も簡単で、甘じょっぱさがくせになります。お肉にもぴったりですが、お魚にだって合いますよ。
ガーリックバターも魚の臭みを消してくれるアイテムです。バターの焦げる匂いってすごく良いですよね。その香りが好きという人は老若男女問わず沢山います。そこにガーリックの匂いが追加されると、相乗効果でより良い香りになって惹き付けてくるのです。スキレットで焼く場合には、事前に片栗粉を付けておくと、カリッとして食感もより良くなります。
そこに醤油を一垂らしすると、濃厚なコクが生まれて、より深い味わいに。バターの程良い甘さと香ばしいニンニク、コクを生み出す醤油の組み合わせは贅沢な一品になります。マーガリンではなくバターを使うことが大事です。
調味料は様々なものがありますが、ついつい面倒で塩だけで良いかな、焼き肉のタレだけで良いかなと思ってしまいがち。確かにそれも楽で良いですが、バーベキューというイベントなのできちんと準備して楽しんだ方が思い出に残ります。
バーベキューでの焼く順番は味付けによっても左右される大事なことです。例えば先にソースで焼いたら、その後にあっさり塩味の焼き魚を楽しもうなんてできませんよね。全部ソース味になってしまい、他の味なんて楽しむことができないのです。それでは折角複数の味を用意したのに意味がありません。
なのでバーベキューの時には味の薄い順に焼くのが鉄則です。もしくはホイル焼きやスキレットを使って味を分けるようにしましょう。一つの味だけだとどうしても飽きてしまいます。そのため複数用意しておいて、最初から最後まで楽しめるように準備しておきましょう。
魚と一緒に食べると美味しい食材
魚と一緒に食べると美味しい食材は様々ありますが、一番美味しいのは貝類です。アサリやハマグリ、ホタテ、サザエ、牡蠣等どれも旨味が強いものばかり。そのまま焼いて単品で食べても美味しいですよね。でも魚と一緒に焼くと貝の出汁が染み出て絡み、相乗効果でとても旨味が強くなるのです。塩を入れなくても塩気が出るので、そのまま味付けをしなくても良いのもポイントです。
貝ごと使うことを考えると、使いやすいのはアサリになります。大きさもそうですが、どんな食材に対しても主張しすぎず、かと言って味が消えずにきちんと楽しむことができるのです。アクアパッツァや酒蒸し、ペスカトーレなんかもおすすめです。海老やイカとの相性も抜群で、パエリアやトマト煮にしても良いでしょう。
貝殻から外して使うのであればどんなものでも使うことができます。最近では最初から剥いてあるものもあるので、それを使うと下処理も必要ないので、もっと簡単に作ることができます。
牡蠣はガーリックバターで食べても美味しいですし、ハマグリは網で焼いて醤油を垂らすのが一番になります。ホタテも網で焼いて醤油を垂らしたものも良いですが、バターも乗せてコクを出すのも乙な味に。どれも濃厚な味で好きな貝で楽しむことができます。
ホイル焼きにするとその出汁が逃げることなく食べられるので、かなりおすすめの食べ方です。白ワインと白身魚と共にホイル焼きにすると洋風に、日本酒とネギなら和風になって違う顔を見せてくれます。思わずスープまで全部飲みたくなる品になりますよ。
魚と一緒にご飯と炊き込むのもおすすめの調理方法です。貝の出汁の溶け込んだご飯とホロホロの魚の組み合わせは噛めば噛むほど味が出てきます。外で食べるご飯は格別の美味しさですし、余ったらおにぎりにして焼きおにぎりにすることもできます。一度で二度楽しむことができますよ。
ニンニクも貝に引けを取らない美味しさで、定番としてバーベキューでも良く使われている野菜です。何と言っても香りが良いので、どんな調味料とも、どんな魚ともマッチして味を引き立ててくれます。串焼きにする時に海鮮の間に刺して焼くのもバーベキューならではの楽しみ方です。ニンニクの芽も一緒に刺して食べると、より美味しくなりますよ。
ニンニクを使った料理と言えばアヒージョやガーリックバター焼き。魚の生臭さを消してくれるので、魚が苦手だなという子供でも食べやすくなります。香り付けに使うのであればみじん切りにして、スライスにすればカリカリとした食感を味わえます。丸のままホイルに魚と一緒に入れたら、ほくほくして甘い味で、まるでお芋のようになります。アヒージョを作る時にもみじん切りにせずに使うと、ニンニクも香り付けとしてではなく具材として全部食べることができますよ。
キノコ類もどれも相性抜群な食材です。舞茸は他のキノコと違った食感で、子供よりも大人向けです。舞茸は煮るだけでも出汁が出て、食べれば舞う程旨いと言われています。意外とオリーブオイルとの相性も良くて、アヒージョにしても美味しくてついつい食べ過ぎてしまう味です。
シメジやエリンギ、エノキは子供でも食べやすいキノコです。キノコはあまり味が主張しすぎず、魚の旨味を受け止めてくれます。油が強い鮭でもキノコが油も吸収してくれるので、脂っこさを気にせずに食べられます。特にエリンギは歯ごたえが良いので、アクセントにもなりますよ。
椎茸はそのまま傘を下にして焼いて、バターと醤油で食べるとジューシーです。でも子供だと椎茸は嫌いと言う子供は少なくありません。そんな時には椎茸の肉詰めにしてみたりすると食べやすくなります。長ネギ、椎茸とタラ等の淡泊な魚と和風アヒージョにすると意外な味と出会うことができます。
アヒージョに入れるならマッシュルームも定番です。ころんとそのまま入れるとジューシーに、スライスにして入れても食感が損なわれることはありません。串に刺して塩コショウで焼いてみても美味しくなります。マッシュルームは普段あまり食べることがありませんが、バーベキューの時に食べてみるのはいかがでしょうか。
ネギもさっぱりとしていて捨てがたい魅力があります。ぶつ切りにしてしっかり火を通せば甘みを味わうことができますし、完全に火を通さずに薬味として食べれば食感や爽やかな味も楽しめます。和風な味付けのものには積極的に使っていきたい食材です。
ごま油とニンニクと一緒にホイルに包むと最高です。ごま油の香ばしさとネギの甘さで魚をコーティングしてくれます。しかもごま油の香ばしさのおかげで塩で味付けをしなくても十分です。鯖のように少し臭みがあるものでも、この調理方法なら少しお酒を振ってから焼くだけで食べやすくなります。ちょっと物足りない時には少しだけ塩を振ると良いですよ。
バーベキューではあまり出番のないアスパラガスも意外と美味しく味わうことができます。お肉や海鮮ばかりでは飽きてしまう時、塩を振って焼くと柔らかくてほくほくしてるのにさっぱりとした味が嬉しいもの。
勿論魚と一緒にホイル焼きにしても合うのもポイントです。オリーブオイルと塩と一緒にホイルに包んでじっくりと、ほっくりした味に安心して食べることができます。
トマトも欠かせない食材の一つです。カットトマトの缶詰は調味料としても大活躍します。オリーブオイルを入れて酸味を消すと食べやすくなるので、ホイル焼きをする時にぴったりです。
生のトマトも火を通すととろっとした舌ざわりに変化するので意外な味を楽しむことができます。夏のバーベキューではしっかり冷やしておくと、水分補給をすると共に口の中をリセットすることができるので重宝されます。トマトを丸かじりできるのもバーベキューの時ならではの食べ方です。
魚と一緒に調理するということを考えると、使いやすいのはミニトマトになります。そのまま入れても良いですが、半分にカットして使うと食べやすくなりますよ。アヒージョに入れても皮の部分がパリッとして、中の種の部分がとろりとして食感にも変化が出ます。ミニトマトを使うのであれば、洋風な味付けの時に使いたいところ。アヒージョにアクアパッツァ、ペスカトーレにホイル焼きと使い道は様々です。
食材として準備しておきたいのは焼きそば用の中華麺。様々な海鮮物と炒めて焼きそばにすることができます。イカやタコであればソース焼きそばに、貝や魚等の他の海鮮物なら塩焼きそばにして味わうことができます。バーベキューの締めとしてもメインディッシュとしても十分ですし、大人も子供も好きな味です。
意外にもオリーブオイルを使ったアヒージョの締めとしても使うことができるのも良いところ。中華麺でパスタじゃないのに?と思うかもしれませんが、成分はどちらも大きくは変わりません。寧ろ日本人の口には中華麺の方が馴染むこともあります。
パスタだと湯掻いたりしなければならないため、お湯を沸かす手間も時間もかかってしまうのです。そんな手間がなく使うことができるこの中華麺は準備や後片付けも簡単になります。バーベキューにおいては準備や後片付けの簡単さも無視はできません。当日に使うだけの状態のものを用意しておくのも大事です。
野菜や貝もバーベキューでは欠かせない存在です。単品でも炭火で焼くことによって、その旨味や甘みが引き出されます。お肉や海鮮のメインばかりだと飽きてしまうもの。きちんと口の中をリセットすることができるものや、その旨味でより引き立てられるものをきちんと準備しておく必要があります。事前にどんなものをどうやって調理して、というプランを考えて準備しましょう。
干物もあれば箸が進む
意外とバーベキューで美味しく食べられるのが干物です。地味だし美味しくないのでは、と思うかもしれませんがそんなことはありません。旨味も強くて脂も乗っているので、意外と好きな人も多いのです。はずれがなく、焼き方も簡単なのも嬉しいポイントです。
干物幾つか種類がありますが、良く食べられるものに一夜干しと天日干しがあります。どちらも変わらず干物というくくりになりますが、この2つの違いは何なのかと思いますよね。大きな違いは干す時間帯の違いになります。夜に干すのが一夜干しで、昼間に干すのが天日干しです。それだけで何が違うんだ、となるかもしれませんが、それが味に違いを生みます。
干物が劇的に美味しくなるのはタンパク質を分解する酵素が働くことが原因です。タンパク質が分解されることによって、アミノ酸が一気に増えて美味しく感じられるようになります。更に乾燥して収縮することによって旨味成分が凝縮されているのも要因の一つです。
一夜干しは熟成させてから干しているので、ふわふわとした食感と優しい味が特徴になります。それに対して天日干しの場合には弾力も強くて味も濃くなるのが特徴です。自分好みの方はどちらかな、と考えてみるのもおすすめですよ。
干物の作り方を再度おさらいしておきましょう。まずは魚を捌いて内臓を処理します。内臓が少しでも残っていると生臭くなってしまうので、綺麗に洗い流しましょう。背開きか腹開きかは魚の種類によって異なりますが、背開きの方がヒレが気になりません。
浸ける塩水の塩分濃度は10%前後が目安とされていて、小さい魚の場合には10%以下でも大丈夫ですが、10%以上になるようにした方が無難です。大きければ大きいほど濃度は強くする必要があると覚えておきましょう。また、すぐに食べるのであれば3%から5%の方が食べやすいですが、保存したいのであれば濃い方が良いです。
浸け時間は30分から2時間で十分です。小さい魚であれば30分を目安にますが、大きければ長く浸けておく必要があります。塩水から取り出したら水で軽く洗い流して、キッチンペーパーで水気を取ります。拭かないで干すと、カビの原因になってしまうのです。
一夜干しの場合には夜の間に干しますが、天日干しにしたい場合には昼の間に干します。ザルを使うかネットを使うかはお好みです。夏場は日に当たる場所だと暑すぎて傷む可能性があるので、陰干しが基本になります。乾燥するまでに時間がかかるとそれも傷む危険性が高まるので、風がない場合には扇風機を使って乾かしましょう。
時間は夏なら3時間から6時間で乾きますが、冬なら5時間から1日かかります。身が乾燥して弾力が出てきたら完成です。
だけどそんなザルやネットなんて家にない、夏場は傷みそうで怖い、というのであれば冷蔵庫でも干すことができます。塩水に浸けて水分を拭き取るところまでは全く同じです。それをバットに乗せて、ラップをかけずに冷蔵庫に入れるだけ。魚の乾き具合をこまめにチェックしておいて、自分好みの乾燥具合に仕上げましょう。
実はみりん干しも簡単に作ることができます。浸け液に使うのは醤油、みりん、酒、砂糖の4つの調味料。醤油125㏄、みりん100㏄、酒大さじ4、砂糖小さじ1の分量になります。これを鍋に入れ煮切ってしっかり冷ましておきましょう。
みりん干しの場合には3枚下ろしにして使用し、両面に塩を振って、バットに入れて冷蔵庫に1時間置いておきます。斜めにして入れておくと、ドリップ液が溜まるので簡単に処理をすることができますよ。魚を冷蔵庫に入れている間に浸け液を作っておくと効率的に作ることができます。
ドリップ液を取ったら浸け液を入れて冷蔵庫に戻します。大体6時間から7時間入れておき、時々ひっくり返して両面に染み込ませましょう。
しっかり染み込んだら浸け液から取り出してキッチンペーパーで水気を取り、6時間から7時間乾かします。乾かし方は普通の干物と同じで大丈夫です。乾燥させる前に胡麻を振っておくとより美味しそうに見えますよ。
意外と簡単に作ることができるので、バーベキューの時にも作ってみるのもおすすめです。自分好みの干し時間や濃さを見付けてみて下さい。
焼き方もいたって簡単で、身の方から焼いていき、反ってきたらひっくり返して反対側も焼くだけです。他にもひっくり返す目安として、腹側の部分の脂がふつふつしてきたら、目が白くなったら、というのもチェックポイのントになります。あまり焼きすぎると今度は身が固くなってしまうので、焼きすぎには注意が必要です。
みりん干しの場合には調味料がついているのでとても焦げやすいのです。真下に炭がないところに置いて蓋をして弱火で焼きます。ちょっと早めにひっくり返して焦げないように気を付けます。
干物は生魚に比べてとても焼きやすいので、バーベキューに慣れていない初心者の人でも焼きやすいのです。ですが干物は匂いがつきやすいので、別の網を用意するか最後に焼くようにするように気を付けて下さい。
そんな干物、どんなものがあるのかな、と思いますよね。そこでどんなものがあるのか紹介していきたいと思います。まずはアジの干物ですが、これはバーベキューでも焼きやすくて安価、お手軽と嬉しい食材です。焼き時間も数分で済み、5分程で火が通ります。普段はアジはあんまり食べないという人でも、干物にすると旨味が増すので食べられると言う方も少なくありません。食材にも変化を、という時におすすめです。
居酒屋での定番のホッケも欠かせません。脂の乗ったあの味はお酒にもぴったりです。焼いている時にじぶじぶと浮いてくるあの油を見ているだけでもよだれが垂れてきそうな見た目です。サイズも大きければ大きい程旨味が強くて、バーベキューでも見た目のインパクトもバッチリ。大きさにもよりますが、焼き時間は5分から8分で十分です。
ちょっと高級魚のキンメダイの干物もバーベキューをより豪勢なものにしてくれます。普段食べているものではなく、特別なバーベキューの時に特別なものを食べるのも良い思い出に。普段スーパーでもあまり見かけないキンメダイですが、大きな目と独特の甘みが特徴になります。ちょっと高い魚ですが、干物になるとより甘みと旨味が増して美味しくなります。なかなか食べないからこそ、バーベキューと言うビッグイベントにもぴったりです。
あまりメジャーではないカマスですが、この干物も脂が乗っていて美味しい種類になります。特に皮に風味があって、炙ると良い匂いがするのです。両面で4分から6分も焼けば十分で、初心者でも焼きやすいものになります。ちょっと焼きすぎるとすぐに固くなってしまうので、焼き過ぎには注意が必要です。
干物は塩水に浸けることによって筋線維が膨れて、表面を覆う膜になります。それが魚の旨味を逃がさずに内側に保ってくれます。しかも干すことによって余分な水分を抜いて旨味成分を凝縮しているのです。
しかし不思議なことに、焼くと生魚を焼いた時よりも水分量が増えるのです。筋線維が表面を膜になって覆うことによって、焼いても水分が逃げません。一方で生魚は焼くと一気に水分が空中に逃げてしまってパサつきやすくなるのです。
魚を塩焼きにしようと思っていたけど不安かも、というのであれば干物を持って行って焼くことをおすすめします。お店でも色々売っていますし、自分で作って持って行くこともできます。味付けもされているので、他に何かする必要もありません。バーベキューの途中で口を切り替えたいな、最後にゆっくり食べたいなという時に良いですよ。
魚の下ごしらえ
バーベキュー当日に下処理と下ごしらえをするとなるとかなり大変です。もしもその場で釣って食べる、と言うのでなければ、きちんと下ごしらえをしておいて、バーベキュー会場ではもう焼くだけにしておきたいところ。事前に下処理をしておくと、美味しさも当日の大変さも段違いに変わります。なのでどんな下ごしらえをすれば良いのかを学んでいきましょう。
まずは下処理の仕方からご紹介します。海老も定番の食材ですが、ワタの取り方を押さえておきたいところ。海老の背ワタは案外取りやすく、これを取るだけで生臭さが軽減します。殻の上から尾と頭をUの字になるように掴んで伸ばし、第二関節か第三関節の隙間に竹串を刺して黒い背ワタを取り除きます。剥き身でやる場合にも同様に処理が必要です。
汚れを取るために少量の片栗粉を馴染ませて、水で洗い流すと汚れを綺麗に落とすことができます。他の食材と調理するにしてもそのまま焼くにしても是非しておきたいところです。これをしておくと、安心して殻まで全部食べることができます。
アヒージョやアクアパッツァにも大活躍する貝類。でもきちんと砂抜きをしておかないと、口に含んだ瞬間じゃりっと砂を噛んでしまうことになります。そんなことは避けたいので、前日の内に砂抜きを確実にしておきます。
塩分濃度は海水と同じくらいの3%くらいが目安で、水500mlに塩約15gです。塩分濃度が低すぎると死んでしまうので、ちょっと濃いかなというくらいで大丈夫です。薄暗いところで30分程浸けておくと、大体の砂を吐き出させることができます。
この時ボウルにザルを入れて行うとより効果的です。貝も呼吸をしているので、砂に触れていると再度吸ってしまいます。ザルに入れて塩水に浸けておけば、砂はザルの目を抜けてボウルの底に落ちていきます。最後に貝を擦り付けるようにして洗うと完璧です。
魚の場合には内臓を捨てることが大前提です。内臓が少しでも残っていると、それだけで生臭さが増してしまいます。鱗を取って全身を水洗いして汚れを落としておき、捌いて内臓を洗い出します。姿焼きにしたいというのでなければ真ん中からぶつ切りにして内臓を洗い出すと簡単に内臓を取り除くことができますよ。切り身の場合でもそのまま持って行って焼くより家で塩を振って臭みを取って置いたり、お酒を振ったりしておく方が良いでしょう。
もしもその場で釣ったものを食べるのであれば、新鮮なので内臓まで食べることもできます。ですが癖があって好まない人も多いので、割り箸で取り除いた方が無難です。
シーフードミックスの場合でもそのまま使うと生臭いことがあります。でも湯引きをしたりするとバーベキューまでに傷んでしまいそうで怖いですよね。そんな時におすすめなのがお酒に浸すことです。ジップロックにシーフードミックスを入れて料理酒を入れて解凍するだけ。これだけで美味しく食べることができます。浸けていたお酒はしっかり切って持って行けばもう焼くだけです。
キャベツやキノコ、ミニトマト等の野菜もバーベキューには必要不可欠です。調理方法に応じて、野菜もカットしておきます。例えばキャベツは一口大に、キノコは石づきを切り落としておく、ミニトマトはヘタを取って半分にカットしておく、といった工程になります。
ここまでが下ごしらえの前に必要な下処理です。でもこれだけではまだまだ不十分です。バーベキューの時に簡単にすぐ焼ける状態にするためには他に何をすれば良いのでしょうか。
定番のアヒージョの場合はもう焼けば良いだけにしておきます。オリーブオイル、ニンニク、唐辛子、塩を混ぜたものに既に漬け込んでおきます。それをタッパーやジップロックに入れておくのです。バーベキュー会場でホイル焼きにするにしても、既にこうしておけばお手軽に済ませることができます。
ここのポイントは2つあり、1つ目はオリーブオイルを多めに入れておくこと。オリーブオイルは果汁なので蒸発しやすい性質を持っています。そのため始めから少し多めに入れておく方が美味しく作ることができます。
もう1つのポイントが空気が入らないようにしておくことです。油なので空気に触れると酸化してしまって味が落ちてしまうのです。ジップロックに入れた後、チャックをする時に水を張ったボウルに空気が入らない程度に沈めます。その状態でチャックを閉めると空気が入らなくなるのです。タッパーで持って行く場合にはラップ食材に密着させた上で蓋をすると空気に触れ辛くなります。
アクアパッツァも同じように下ごしらえをしておくことをおすすめします。魚以外の食材を全て混ぜ込んでおくと簡単です。ミニトマトやアサリ等を使うことが一般的ですが、他にも色んなものを入れても構いません。これらの食材と白ワイン、オリーブオイル、ニンニクにタイム、塩を既に混ぜておきます。そうすればバーベキュー当日には魚の上にこれをかけて焼くだけになります。
イカのトマト煮やラタトゥイユの場合にはトマトの缶詰が必要不可欠です。これも事前に調味料を混ぜ込んでおくと簡単に作ることができます。混ぜるものはニンニクと塩、オリーブオイルが最低限あれば大丈夫です。他にも好みでタイムやローズマリーを入れておくと臭み消しになり、ワンランク上の味付けになりますよ。
ラタトゥイユの場合には一口大にカットしたズッキーニやナスなんかも入ります。それらも既に混ぜ合わせておくと、魚にかけて焼くだけ。お手軽にイタリアンをバーベキューで楽しめますよ。
バーベキューの時に多い調理方法がホイル焼きです。ホイル焼きは沢山の食材が必要なのでその食材を全て切って用意しておいたといても、当日にやるとかなり面倒な作業ですよね。しかもそれを分けて持って行くのもかなり大変です。そのためこれも前日までに仕込んでおくことが理想になります。
アヒージョやアクアパッツァもアルミホイルで包んで焼くことができる万能な調理方法です。包み方はそれぞれで、キャンディみたいに両側をきゅっと絞ったり、上下左右を折り畳んだりしても良いです。大きいものでも2枚のアルミホイルを重ねたりして工夫すると包むことができます。中身が出なければなんでも大丈夫です。
食材を敷く時には必ず油をアルミホイルに塗布しておかないと、食材がくっ付いてしまいます。油が沢山出るような食材が入っている時にはそのままでも大丈夫です。それぞれに合った油を使いましょう。
できればホイル包みの作業は一人でやらずに複数人でやると、準備の段階で楽しむことができます。一人一人が好きな食材と味付けで作っておいて、当日は自分で焼くというのも良いですし、ランダムに作っておいてロシアンルーレットにするのもおすすめです。
子供の場合好き嫌いがあって困っている、という親御さんも多いと思います。バーベキューの時は楽しいし外で食べると美味しい、ということで苦手な食材でも食べてくれることも多いです。わざとロシアンルーレットにしておいて、少しだけ苦手な食材も食べて貰うのもおすすめですよ。
正直バーベキューの下準備は一人でやっているとかなり苦痛です。もくもくと食材を切ったり混ぜたり包んだりをやると準備の段階で疲れてしまって、そんな状態ではバーベキュー当日に楽しむことができません。
なのできちんと皆でバーベキューをするんだ、という気持ちで全員で準備を分担しましょう。誰かが食材を切るならそれを洗うのは誰、と決めておくのです。皆で話しながらやれば大変さも半減します。バーベキューなんて大変で嫌だな、という思い出にならないためにも協力し合いましょう。
魚の保存・運搬方法
バーベキューでの食材の保存方法はかなり重要です。傷んでしまって食べるものがなくなった、食中毒になった、というのでは困りますよね。特に海鮮系は傷みやすいので注意が必要です。それではどうやって保存すれば良いのでしょうか。
一番最初の基本は食材を触る時にはまず手を洗ってアルコール消毒をすることです。できれば素手ではなく手袋をすることが一番になります。人間の手を経由して雑菌が付着してしまい、菌の繁殖を助長してしまうこともあります。
入れておくタッパーもしっかりと洗浄した上でアルコール消毒をしておくとより安全です。準備をする時に自分達が菌を付着させないように、きちんと防止策を考えておくことが必要になります。
魚は内臓から傷むと言われています。内臓を取っておくと味が良いというだけではなく、食中毒を防ぐという観点から見ても内臓をきちんと取り除くということが必要不可欠なのです。
内臓の部分も好きだから内臓まで食べたい、という場合にはその場で釣って焼くか、近くで購入できる場所を事前に調べておきましょう。それなら新鮮なので内臓まで安心して食べることができます。
切り身の場合には下処理として行っている塩を振って、浮いたドリップ液を拭き取ります。これも食中毒発生の可能性を下げてくれます。切り身を1つずつラップに包むとより効果的です。
実は味付けを事前にするということは保存をするという行為でもあるのです。下味をつけておくと菌の繁殖率が低くなって、より保存性が高めることができます。アヒージョやアクアパッツァのように事前に混ぜておくのがおすすめですよ。
密閉しておくことも実は重要で、酸化して味が落ちるだけではないのです。空気に触れていると菌が増殖してしまうため、より真空状態に近い方が好ましくなります。密閉する時には空気をなるべく押し出すだけでも十分ですが、できれば水を利用した方が効果的です。水に食材を入れたジップロックを入れると、余分な空気を追い出してくれるのです。更に他への匂い移りも防げるので、密閉するだけで一石三鳥ですよ。
魚の保存性を高める3つのポイントはどれも下処理と下ごしらえと同じですよね。つまり下処理と下ごしらえをするということはバーベキュー会場で慌てないための準備をしているだけではなく、雑菌の繁殖を防ぐことと直結しているということです。大変だなと思うかもしれませんが、リスクを減らすことができると思って頑張りましょう。
イカの場合も内臓から傷みやすいので、下処理をしておくことが望ましいです。しっかりと水で洗ってキッチンペーパーで水気を拭き取った後、キッチンペーペーで挟んでジップロックに入れておきます。この状態でも1日しか持たないので、前日に準備をするか冷凍のものを持って行くようにしましょう。
冷凍保存の場合には下処理をした上で水気を拭いて好きな形に切ります。そしてジップロックに入れて冷凍庫に入れておけば、2週間から4週間は大丈夫です。凍ったままなら保冷材の代わりにもなるので、新鮮なものを直前に用意できないという時にはおすすめの方法です。
タコは基本的に既に茹でた状態で持って行きます。そのため海鮮の中では安全なものになります。これもジップロックに入れて空気が入らないようにしておくか、味付けをしておくとより安心できますよ。
干物は鮮魚よりは安全ですが、それでも水分も十分にあるので傷む危険性があります。干物を持って行く場合には一枚一枚空気が入らないようにラップに包み、更にアルミホイルで包むと完璧です。冷凍したまま持って行っても問題なく、凍ったまま焼くこともできますよ。
海老は片栗粉で揉んで水洗いをすると、片栗粉が汚れを吸着して落とすことができます。これによって大分綺麗になって、菌を落とすことができるのです。できればジップロックに入れておくと安心ですよ。
貝類も食中毒が怖い食材の1つです。砂抜きした後は水から出してラップをしておきます。貝は生きているので、きちんと空気穴を確保する必要があります。この状態でも2週間から3週間は生きているのです。なのでタッパーにラップをした上で輪ゴムをかけ、爪楊枝で穴を開けておくと、生きたままバーベキュー会場に持って行くことが可能です。
もしも不安な場合には冷凍してしまっても大丈夫です。その場合には凍ったまま調理することができますよ。
海鮮物を保存する上で一番のポイントは温度を4度以下に保つことです。どうしても4度を超えると菌が繁殖しやすくなります。サルモネラ菌やボツリヌス菌、ブドウ球菌等食中毒を引き起こすものの名前を聞いたことがあると思います。これらは5度を超えると繁殖しやすくなってしまうのです。
そのため温度を4度以下に保つ必要があります。保冷材を駆使することもそうですが、冷凍した食材も用意しておいて、保冷材代わりにすることも必要になってきます。
真夏だと思ったよりも暑くて、保冷材が全て溶けてしまっていた、ということもあり得ます。冷たいものが多いとそれだけ低い温度を保ちやすくなりますし、食材自身も安全です。当日の気温を考えて臨機応変に対応しましょう。
持ち運ぶ時にはクーラーボックスを使うことが鉄則ですが、ない場合には発泡スチロールでも構いません。これを使うだけでも温度管理がしやすくなります。
中を冷やす時にも使うのは保冷材だけで、氷を入れてはいけません。氷を入れてしまうと溶けた場合中の冷たい温度を吸収してしまって、温度を上昇させる一因になってしまいます。しかも水浸しになってしまうので後始末が大変です。
使うのであれば凍らせたペットボトルの方が効率的です。飲むこともできるし、溶けても水浸しになることがありません。
意外なことかもしれませんが、無駄な空間を作らないことも温度上昇を阻止することができます。無駄な空間が多ければ多いほど、その空間の空気を冷やすために冷気を必要とします。そのためタッパーよりもジップロックで形を整えて隙間を作らないようにした方が良いのです。
タッパーだと帰りの時にも嵩張るし、全部洗うのも重労働です。ジップロックならバーベキューの後全部捨ててしまうことができるので、かなり楽になりますよ。
どんなに安全に気を配っていても危険な時には危険です。食べる時にはしっかりと加熱するようにしましょう。貝も魚も加熱しすぎると固くなるから焼きすぎないように、と言います。でも食中毒の危険性に比べたら固い方が良いですよね。なので不安な場合にはしっかりと加熱することが重要です。
そして調理する時には手早く焼いてしまうことです。食材が減れば減る程クーラーボックスの中の温度は上昇しやすくなっていきます。そのため中の温度が上昇する前に調理する必要があるのです。
できればクーラーボックスの中で調理する順番を決めておくと、より素早く焼くことができます。例えば左から順番に使うものを並べて入れておくと、そのまま順番に引き出して使うだけです。調味料を合わせていたり、既にホイルに包んでおいたりすることが意外と重要になってくるのです。
海鮮物の雑菌の繁殖を防ぐ方法は基本的に下ごしらえとほぼ一緒になります。内臓を取って洗い流しておくこと、塩を振ってドリップ液を拭き取ること、味付けをすることが基本になります。
そしてその状態を保つために密閉する、冷凍して菌を不活性化状態にする、温度を4度以下に保つこと。この三点をいかに守れるがポイントになってきます。
これらのポイントは海鮮物に限らず共通です。バーベキューは夏場にやることが多いので、是非とも徹底しておいて欲しいと思います。
まとめ
バーベキューでも簡単に作ることができる海鮮レシピを紹介していきました。お肉のイメージがあるバーベキューですが、海鮮だって捨てたものではありません。お肉ならただ焼くだけだから手間もかからないし、と思いがちですがそれだと途中で飽きてしまいます。様々な味付けや調理方法で飽きることなく食べることができます。匂いや見た目だってバリエーションが出て豪華になること間違いなし。
海鮮が入ることによって大変そうな印象がありますが、下準備をしておけばバーベキュー当日に慌てることもありません。それに下ごしらえをしておくだけで味がグッと良くなって、食中毒の危険性も低くなって一石二鳥です。
どうしても大変だな、というのであれば全部塩胡椒やハーブソルトで味付けしてしまっても大丈夫です。代わりにレモンやワサビ、柚子胡椒等の薬味にこだわっても美味しく食べることができます。
アウトドアで気軽に楽しむことができるアクティビティの一つのバーベキュー。焼くだけでも十分ですが、少しこだわるとワンランク上のバーベキューにすることができます。毎年お肉ばっかりだったな、というのであれば今年の夏は普段とは違うバーベキューに挑戦してみてはいかがでしょうか。





